どうも、自分のスペックは上がりませんがリールのスペックは上げたい者です。今回は、レボシリーズ ロングノーズ化になります。どうぞ、ご覧ください。
- レボシリーズ ロングノーズ化 材料
- レボシリーズ ロングノーズ化 作成手順
- レボシリーズ ロングノーズ化 要チェックポイント
【代用ラインガイダー】レボシリーズ ロングノーズ化【レベルワインド】
プロも実戦で使用していて生産も終了していることから、存在も値段もプレミア化しているウェルダクトのラインガイダー。SNS等の情報も参考にして、今回は比較的入手しやすい代用品として使用出来る物を準備し取り付けていきたいと思います。
*自己責任にて改造をおこなってください。この改造に伴うリールの破損、事故等一切の責任を問わない方のみお願いします。
*個体差が激しい時代のリールです。細かい調整等必要になるのでご自身で解決できる方のみお願いします。
それとLT系ではなく初代エリート系のロングノーズ化が気になる方はこちらをご覧ください。
必要な材料
- ラインガイダー代用品(アルカンセ、ゼウス、グラビアス等のラインガイド)
- ラインガイドナット ワッシャー 複数枚
- プラ板(1mm厚)
- ピンバイスや電ドラ用の直径4mm径のドリル
- ウォームシャフトピンホルダー(複製品使用化)
- 細い棒ヤスリやサンドペーパー
ウォームシャフトピンホルダーを加工したくないという方はパーツの複製をおこなってください。複製方法に関してはこちらが参考になるかもしれません。
【代用ラインガイダー】レボシリーズ ロングノーズ化【レベルワインド】 作成手順
まずはバラしていきますが、分解等の手順は割愛させていただきます。
手順1
- 手順1 純正レベルワインドをレベルワインドシャフトとレベルワインドチューブに通して、その後ロングノーズを通すが、純正と同じ様にラインガイドが正面を向く位置までレベルワインドシャフトの穴を広げる。その際、問題なく左右に動くかも確認する。
- 手順2 ロングノーズはレベルワインドキャップが斜め下を向くため、ウォームシャフトピンホルダーを加工してレベルワインドチューブが斜め下に向く様にする。
- 手順3 加工したウォームシャフトピンホルダーがそのままだとレベルワインドチューブが回転するため、プラ板を加工して動きを固定する。
- フロントカバーを取り付け、レベルワインド、プラ板等加工したところが干渉していないか確認する。
ヤスリで少しづつ穴を広げてください。穴を広げすぎるのもガタつく原因となります。
手順2
- 手順1 純正レベルワインドをレベルワインドシャフトとレベルワインドチューブに通して、その後ロングノーズを通すが、純正と同じ様にラインガイドが正面を向く位置までレベルワインドシャフトの穴を広げる。その際、問題なく左右に動くかも確認する。
- 手順2 ロングノーズはレベルワインドキャップが斜め下を向くため、ウォームシャフトピンホルダーを加工してレベルワインドチューブが斜め下に向く様にする。
- 手順3 加工したウォームシャフトピンホルダーがそのままだとレベルワインドチューブが回転するため、プラ板を加工して動きを固定する。
- 手順4 フロントカバーを取り付け、レベルワインド、プラ板等加工したところが干渉していないか確認する。
ウォームシャフトピンホルダーを少しづつ削って調整してください。それと個体状態や使用するロングノーズによっては加工の必要がない物もあるかもしれません。加工前に一度仮組みし動きを確認してみてください。
手順3
- 手順1 純正レベルワインドをレベルワインドシャフトとレベルワインドチューブに通して、その後ロングノーズを通すが、純正と同じ様にラインガイドが正面を向く位置までレベルワインドシャフトの穴を広げる。その際、問題なく左右に動くかも確認する。
- 手順2 ロングノーズはレベルワインドキャップが斜め下を向くため、ウォームシャフトピンホルダーを加工してレベルワインドチューブが斜め下に向く様にする。
- 手順3 加工したウォームシャフトピンホルダーがそのままだとレベルワインドチューブが回転するため、プラ板を加工して動きを固定する。
- 手順4 フロントカバーを取り付け、レベルワインド、プラ板等加工したところが干渉していないか確認する。
プラ板の穴は直径4mmです。多少プラ板が前方にはみ出てもカバーにスリットが入っているので、上手く収めやすい筈です。
手順4
- 手順1 純正レベルワインドをレベルワインドシャフトとレベルワインドチューブに通して、その後ロングノーズを通すが、純正と同じ様にラインガイドが正面を向く位置までレベルワインドシャフトの穴を広げる。その際、問題なく左右に動くかも確認する。
- 手順2 ロングノーズはレベルワインドキャップが斜め下を向くため、ウォームシャフトピンホルダーを加工してレベルワインドチューブが斜め下に向く様にする。
- 手順3 加工したウォームシャフトピンホルダーがそのままだとレベルワインドチューブが回転するため、プラ板を加工して動きを固定する。
- 手順4 フロントカバーを取り付け、レベルワインド、プラ板等加工したところが干渉していないか確認する。
使用するロングノーズによってはカバーと干渉が起きることがあるかもしれません。その際は、ラインガイドのリング外側のプラ部分を削るかカバーかのどちらかを削ることとなります。
【代用ラインガイダー】レボシリーズ ロングノーズ化【レベルワインド】 完成
動きを確認して問題がなければ完成です。おそらく調整には少し時間がかかるかと思います。
【代用ラインガイダー】レボシリーズ ロングノーズ化【レベルワインド】 要チェックポイント
アブ製品はご存知の通り個体差が激しいので、同じように改造したとしてもうまく動かないことがあると思います。これまでの使用感も関係してきますが、特にラインガイドナットが斜めに変更になっている為そこのワッシャーの枚数や厚みがポイントです。
他にもウォームシャフトピンホルダーの複製品を使用した場合、そこのワッシャー等も関係してきます。
あとはレベルワインドチューブを某社外の16モデル用の11モデル対応のカラーパーツに変更している場合、ウォームシャフトピンホルダーが純正加工品であれば引っかかりますが、複製品だと精度の高い物じゃないと引っかからずにチューブがガタつきますので注意してください。本当にほんの少しだけ長さが違います。
完成後に気をつける事として、ロングノーズ化に伴いラインガイドが前方に移動した為、カムロックスクリューとラインが擦れる事象が発生します。気になる方はライン量の調節やカムロックレスチューンが必要です。
それと、ラインガイドナットが斜め下を向くことにより、リールシートの大きさやスクリューによってナットと干渉するかもしれません。とりあえず手持ちのロッドの一般的なモデルでは問題ありませんが注意してください。
【代用ラインガイダー】レボシリーズ ロングノーズ化【レベルワインド】 まとめ
発売されてから随分と経ちますが、いまだに愛好者も多いLT系。最近のモデルと比べるとスプールとレベルワインドの距離が気になる方もいるかと思います。
この改造自体はそれ程難しいことはありませんが、手間が掛かるのが組み込み後の調整です。要チェックポイントでも書いていますが、レベルワインドの動きや取り付けでハマるとちょっとめんどくさいです。
でも、イジってなんぼの歴戦のAbu使いの方々からすれば、大した問題では無いかも知れませんね。
それでは少しでもこの記事が、レボシリーズ ロングノーズ化の作成のお役に立てれば幸いです。