どうも、入れられるものは全て入れてみたい者です。今回は15メタニウムDCのカスタムになります。どうぞ、ご覧下さい。
- 15メタニウムDCフルベアリング化
- 15メタニウムDCハイギア化
15メタニウムDCフルベアリング
15メタニウムDCはノーマルのウォームシャフトにベアリングが入ってなく、後から新たに追加することも出来ません。なので、ベアリングを入れられるタイプのウォームシャフト周りに全て交換し、新たに1つベアリングを追加します、ちなみに、他に追加出来るところは全てベアリングが入っている状態です。
ベアリング追加パーツリスト
- 51 E型止メ輪2 Eガタトメワ 2 ×2
- 52 ウォームシャフトギア 15CTCQ300 W/Sギア C
- 54 ウォームシャフト 16METAMGL R ウォームシャフト
- 55 座金 14CTCQ200 WシャフトW 0.2
- 56 レベルワインドパイプ 15ALD50 L/Wパイプ
- ベアリング 740サイズ
- ガタ調整用ワッシャー内径6mm外形7mm厚さ0.5(abuウォームシャフト調整用sim)
ベアリングとワッシャー以外は、16メタニウムMGLのパーツです。ガタ調整のワッシャーは、リールの個体差などで他のサイズが必要になる可能性がありますので、各々判断してください。
ウォームシャフト形状
見比べるとよくわかりますが、やはり15メタニウムDCの物と若干形状が違います。基本的な部分は同じとはいえ、年式が新しいだけあり、ブラッシュアップされているのだと感じます。
取り付け方法
取り付け方は、ウォームシャフト周りをまるごと交換するだけです。恐らくこんなことをやろうと思うのは、ご自分でオーバーホールをするような方だと思いますので、外し方などの詳しい説明は省きます。加工とかは必要ないですが、ガタ調整で何回か取り外しが必要となりますのでパーツを失くさないように気をつけて下さい。
クリアランス
ガタに関しては若干の個体差はあるでしょう。クリアランスとしては結構幅がある感じですが、あまりギリギリまで追い込もうとするとキリがないので、ある程度でやめた方が良いと思います。神経質にならなくても影響は少ないです。
15メタニウムDC ハイギア化
ノーマルギアをハイギアに変更します。ついでに、ギアの素材をジュラルミンから真鍮に変更です。これは好みの差かもしれませんがやっぱり真鍮ギアの方が巻いてて良い感じがします。新型20メタニウムもギアが真鍮製になりましたので、素材だけはお揃いです。
ハイギア用パーツリスト
- 203 15メタニウムDCHGL ピニオン
- 504 19スコーピオンMGL151HG メインギア
真鍮ギアとして準備するのは19スコーピオン用のギアとなります。ギアの厚み等違いがありますが、ギリギリ入るので問題ありません。単にハイギアにするならメタニウムHGのギアを準備して下さい。
取り付け方法
基本的にはポン付けです。ノーマルギアと交換するだけですので特に難しいことはありません。交換後はグリスはちゃんと塗ってくださいね。ちなみに、自分のはエキサイティングドラグサウンド仕様なのでギアに加工がしてあります。15メタニウムDCにエキサイティングドラグサウンドの導入方法はこちらの記事を参考にして下さい。
【フルベア化&ハイギア化】カスタム後 インプレ
使用感としてベアリングを追加でフィーリングが変わった!!と言いたいところでしたが、大きな変化は感じられませんでした。自分の感覚がニブイだけかもしれませんが、少なくともカスタム前よりは悪くはなっていないので良しとしましょう。
交換したハイギアに関しては素材が変わっているので、巻きごごちの変化は感じられます。以前のジュラルミンのギアと比べて好みの質感です。あとはどれだけ維持してくれか期待しながら使い込んでいきたいと思います。
フルベア化&ハイギア化】カスタム まとめ
基本的に大きな工具などは使わずにカスタムが可能です。ただし、自身でリールを分解できるスキルが必要となります。とは言え、ギアの交換等が出来るくらいであれば、さほど手こずる事もなく作業出来るでしょう。
すでに5年前に発表されたリールですが、現段階ではまだカタログに載っています。これからも現役で使用するつもりなら、少し手を加えてみると、もっと愛着が湧いてくるかもしれません。
通常のフルベアリングよりも手間がかかりますし、見た目的な変化がないので地味ですが、これ以上イジれないという内部のカスタムをやり切った感は味わえます。
このカスタムにかかった金額が、納得できるほどの効果が感じられるかどうかは分かりませんが、それでもイジりたいという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それでは少しでも、この記事がメタニウムのカスタムのお役に立てれば幸いです。