どうも、スピニングリールの分解が苦手な者です。今回はダイワ 18カルディアLTの分解になります。どうぞ、ご覧下さい。
- ダイワ 18カルディアLT 分解手順
- ダイワ 18カルディアLT シム調整
- ダイワ 18カルディアLT 分解 要チェックポイント
ダイワ 18カルディアLT 分解
分解といっても、非常に簡易的なやり方です。ボディカバーを開閉し、グリスアップやシム調整等をしやすくするメンテナンスレベルです。ダイワリールはマグシールドが絡んでくるので、本格的に分解してオーバーホールしたい方はマグオイルを自力でなんとかするか、メーカーや専門のショップにお願いする方が良いでしょう。
ちなみに、18カルディアLTのインプレはコチラになります。ご参考までに。
必要工具
- へクスローブ T9
- ピンセット等の作業ツール
- 針等の細い形状の物
自分でリールのオーバーホールをされる方の中でも、頻度的にあまり出番がないT9のレンチがないという方もいらっしゃるかと思います。ですが、揃えるにしてもダイソーの工具で十分使えたので、それほでの出費にはならないかと思います。
ちなみにコチラを使用して外しました。色々な種類やサイズが入っているのでお得感があります。200円の製品です。
ダイワ 18カルディアLT 分解手順
主にサーフやショアジギングで使用してきたリールです。サイズは4000S-C。やはり、購入時よりハンドルのガタ大きくなったりグリスが抜けている感じがするので、調整やグリスアップをしていきたいと思います。それではこれから順を追って分解していきます。
手順1
スプール、ハンドル等を外す。
- ドライブベアリングリングを外す。
- リヤーキャップを外す。
- ボディカバーのネジを外す。
- カバーを開け、ドライブギヤを外す。
パパッと外せるものは、全て外して下さい。
手順2
- スプールハンドル等を外す。
ドライブベアリングリングを外す。
- リヤーキャップを外す。
- ボディカバーのネジを外す。
- カバーを開け、ドライブギアを外す。
リールの右側、ベアリングの手前にハマっている五角形のリングです。取り外す方法として、細い針状のもので引っ掛け、少し広げるようにして取り出しています。他にも細いピンセット等でも外せます。非常に失くしやすい物なので、慎重に作業して下さい。
手順3
- スプール、ハンドル等を外す。
- ドライブベアリングリングを外す。
リヤーキャップを外す。
- ボディカバーのネジを外す。
- カバーを開け、ドライブギヤを外す。
お尻のカバーを外します。T9レンチの出番です。
手順4
- スプール、ハンドル等を外す。
- ドライブベアリングリングを外す。
- リヤーキャップを外す。
ボディカバーのネジを外す。
- カバーを開け、ドライブギアを外す。
ボディカバーの3本のネジを外します。このネジは3本ともサイズが共通なので、混ざってしまっても大丈夫です。
手順5
- スプール、ハンドル等を外す。
- ドライブベアリングリングを外す。
- リヤーキャップを外す。
- ボディカバーのネジを外す。
カバーを開け、ドライブギアを外す。
これでドライブギアが外せます。ギアを引っこ抜く際に、ベアリングリングで止まっていた側のベアリングが落っこちることがあるので、気をつけて下さい。
ここまでくれば、簡単な掃除やグリスアップも可能かと思います。毎回水洗いしていたおかげか、このリールは使用頻度を考えると綺麗な状態に保たれていました。
ダイワ 18カルディアLT シム調整
ドライブギヤの部分です。そこで足すなり引くなりして調整して下さい。シムは内径7mm×外形10mmのサイズになります。
要チェックポイント
この作業の中で、ベアリングリングの外し方と戻し方がキーポイントになると思われます。特にリングを戻す際に、リングをハメる側のベアリングがキチンと奥まで入っているか確認して下さい。奥まで入ってないとリングがハマりません。それと、リングを戻す際も、かなり失くしやすい作業になるので注意してください。
ダイワ 18カルディアLT まとめ
マグシールドの調子が悪くなければ、手を付けずにギヤにアクセスしたい方は意外といらっしゃると思います。この作業は基本カバーを開けるだけなので、グリスアップやシム調整等はシマノ機よりもやりやすいかもしれません。
今までのダイワ機の感覚からするとマグシールドに手をつけて〜ボディ割って〜という作業の流れがあったので、それを考えると、幾らかはマシになった気がします。ただ自力でキチンとオーバーホールする時の敷居の高さは今までと変わりません。
カルディア以外のLTコンセプトのダイワ機を持っていないのでなんとも言えませんが、同じような外し方が出来る機種もあると思います。この方法が使えるようなら参考にして下さい。
作業的にそれ程難しいところはありません。要チェックポイントのベアリングリングの箇所を焦らずに作業すれば問題ないでしょう。
それでは少しでもこの記事が、ダイワLTコンセプトのリールの分解のお役に立てれば幸いです。