どうも、ロックフィッシュ用のベイトロッドを探している者です。今回はテンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HHになります。どうぞ、ご覧下さい。
- テンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki) 紹介
- テンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki) インプレ
- テンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki) 要チェックポイント
ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki)
遠投と、パワーを活かした強引なファイトで挑む
長さを活かして根をかわしやすく、足場の高いフィールドにも対応。
出典:テンリュウ
公式ではこういう感じに簡単に紹介されています。
もう少し詳しく説明すると、
テンリュウからリリースされているロックフィッシュ用ベイトロッド。ハードロック用のロックアイヴォルテックスの中でも、サブネームのGori maki(ゴリ巻き)の名のとおり、ゴリゴリ巻いて魚を浮かせる事ができるシリーズ最強の一本。
という感じです。
スペック
- 全長 2.57m(8’5″)
- 継数 2本
- 仕舞い 131cm
- 重量 161g
- ライン PE1〜2号 モノフィラメント12〜30LB
- 素材 カーボン82% グラス18%
- ルアー 14〜45g
- 金額 38,500
少し重さを感じるかもしれないロッドの重量は、この長さであれば十分許容範囲内に収まっているのでは無いかと思います。
ただ、価格が他社の中、上級モデルと被る事になるので、競合は避けられません。メーカーが宣伝文句的に煽るような事をしていないのは好印象ですが、少しプッシュが弱い気がするのは気のせいですかね。
全体図
センターカット2ピース。ガイド数は10個。8’5″という長さは少し短いと思う方もいるかもしれませんが、堤防でも磯でも取り回しのしやすさを考えると十分な長さです。
日頃から体を鍛えているアングラーなら長くて硬い重いロッドも振り抜けると思いますが、自分含めて特に何もしていない方が硬いロッドを曲げて振り抜くには、ここら辺がギリギリのラインじゃないかと思います。
ロックフィッシュに限らず、ロッドのジョイント部にはワックスの塗布をお勧めします。固着、すっぽ抜け等のトラブルを軽減しストレスを感じさせません。
ガイド
ステンレスフレームのSICリング Kガイド仕様となっています。金額的にチタンとステンレスの境目くらいな感じだとは思いますが、ステンレスを採用した意図があるんですかね。どうなんでしょう。使ってる分には気になりませんが。
リールシート・グリップ
リールシートは富士製で、グリップはEVA。シンプルなスタンダードタイプになっています。
ロゴ
ロゴのデザインです。ロッドの型番が記されています。
その裏に対応表記が書かれています。そして国産を表すMade in Japan by TENRYUがしっかりと記されています。
テンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki) インプレ
勿論ショアのロックゲーム用です。ラインは16lb〜20lbクラスで、リールはダイワの1000〜2000番を使用しています。
感度
ボトム感知に関しては、使っている側からすると必要十分な感度かと思います。軽いシンカーは厳しいところがありますが、このロッドを使う方は必要以上に軽いのを使わないと思うので問題ないでしょう。サカナのアタリに関しても、情報がちゃんと伝わってきます。
パワー
サブネームの名前のとおり、ゴリ巻き出来るロッドです。それにプラスして、強いのは間違い無いですが、しっかりと曲がるしなやかさも持ち合わせています。ただし、パワーがある分レギュラー以下のサイズは水面をカッ飛んでくるので、サカナの引きも何も無いかもしれません。
キャスト
正直なところ、軽いルアーは投げづらいかもです。リールのスペックでカバー出来る部分もあるかもしれませんが、基本ヘビーウエイト用と思って頂いた方が良いでしょう。キチンとロッドを曲げてキャスト出来るウエイトがあった方が使用していて気持ち良いですし、飛距離も稼げます。
要チェックポイント
カーボン比率
他社のロッドと比べると、グラスの比率が高めとなっています。なので、カーボン比率の高いキンキン、ビンビンなロッドを求めるような方には向かないです。流石にそれらと比べると、必要十分な感度があるとはいえ見劣りします。比率のメリット、デメリットを理解した上で選んだ方が失敗しないです。
天龍×西陣織
テンリュウのロッドの中には西陣織の技術を取り入れた物がラインナップされています。しかし、残念ながらロックアイヴォルテックスには導入されていません。ですが、同じカテゴリーの新しいルナキアには導入されたみたいなので、モデルチェンジでどうなるかですね。
テクノロジー
上の西陣織やらシーバスロッド等に使われているカーボンナノチューブやら、テンリュウも色々と技術を導入しているみたいですが、ロックアイヴォルテックスには入っていません。シンプルにカーボンとグラスの素材のみで作り上げられています。
新しい技術は気にはなりますが、その分金額に反映されるのならばなくてもいいと思います。既に満足できるスペックですし、ハードロックは場所的に消耗しやすいですからね。
テンリュウ ロックアイヴォルテックス RV85B-HH(Gori maki) まとめ
「独特の味付けで硬くてパワーがあるだけではなく、不思議と曲がるロッド」という印象です。クオリティも国産ブランクメーカーということで確かな物になっていますし、所有感も満たしてくれます。新しい物好きな方には物足りないかもしれませんが、製品的には間違いないかと思います。
ロックフィッシュロッドですが、テンリュウらしさを感じられます。ハマる人はとことんハマるそんな魅力が詰まった一本です。他とは違うものをお探しの方は是非お手にとってみて下さい。
それでは少しでもこの記事が、ロックフィッシュ用のベイトロッドの選定のお役に立てれば幸いです。