どうも、常にかっ飛ばして魚を釣りたい者です。今回はシマノハードロッカーS92Hになります。どうぞ、ご覧下さい。
- シマノハードロッカーS92H 紹介
- シマノハードロッカーS92H インプレ
- シマノハードロッカーS92H 要チェックポイント
シマノ ハードロッカー S92H
超ド遠投SPECIAL!
出典:シマノ
公式の説明です。非常にシンプルですね。
シンプル過ぎなので、ハードロッカーシリーズをもう少し詳しく説明すると
シマノからリリースされているロックフィッシュ用のロッド。ハードロッカーシリーズはBB、無印、XRとクラス分けされており、真ん中のモデルに該当する。一番最初にリリースされ、のちに下位モデルのBB、その後上位モデルのXRがリリースされた。今回のこちらはスピニングロッドで、ロッドのモデル名の先頭にBが付けばベイトモデル、Sが付けばスピニングモデルとなる。S92Hはスピニングモデル中で、一番長く一番硬いモデル。
という感じになります。
スペック
- 全長 2.79(m)
- 継数 2
- 仕舞い 143.2(cm)
- 重量 132(g)
- ルアー 10〜40
- 金額 27,600
この長さでこの重さであれば、特に不満の出る事はないでしょう。ハードロッカーシリーズは、他のモデルを見ても軽めに仕上げられていると感じます。持ち運びや、ロッドを一日振り続ける事を考えても、軽量なのは良い事です。
ラインナップ
ハードロッカーは、ベイト5本、スピニングが4本揃えられており、その中でも、もっとも長いモデルがこのS92Hとなっています。他のクラスのBB、XR共に若干の違いはありますが、大体同じくらいの長さと数が揃っていますので、ハードロッカーで揃えたいのであれば、予算や釣り場に応じて色々と組み合わせる事が出来ます。
全体図
センターカット2ピース。ガイド数は11個。2.79mという長さは、これまで届かなかったポイントを攻略するのに役立ちます。
ロッドのジョイント部にはトラブル防止兼ねて、ワックスの塗布をお勧めします。固着、すっぽ抜け等の予防に効果アリです。
リールシート・グリップ
シートはパーフェクションシートCI4+、グリップはEVAです。
ロゴ
シンプルなデザインです。
対応表記が記されています。見ての通りのMADE IN 中華製です。
グリップエンド
エンド部にもハードロッカーのロゴが入っています。それと、ロッドの重量からわかるように特にバランサー等は仕込まれていません。
シマノ ハードロッカー S92H インプレ
ロックフィッシュ用のロングスピンとしての使用インプレとなります。合わせるリールはストラディックCI4+4000XGです。
感度
しっかりと問題ないレベルで仕上げられています。キチンと情報が手元に伝わってくるので、感度が悪いという印象は受けないでしょう。流石にハイスペックな上位モデル程ではないでしょうが、必要十分です。
キャスト性
ロッドを振った感じは、いかにもシマノらしいロッドという印象で、割とハリがあるという感じです。ここは、好みの分かれるところかもしれません。ただし、軽量という事で、シャープに振り抜くことが出来ますし、振り抜き後のティップの収束も悪くありません。バスロッドやシーバスロッドでシマノの製品をお使いの方は特に馴染みやすいと思います。
パワー
モンスタークラスはまだ掛けていないので、そのクラスについては不明ですが、レギュラークラスであれば不安はありません。のされて力負けする事はないと思います。
要チェックポイント
バランス
ロック用という事で、当初は重めの堅牢なタイプのリールを合わせていましたが、現在は軽めの物に変更してあります。好みの部分もあるかもしれませんが、ロッドが軽量な事もあり、細かい操作性を考えた場合、軽い方に分があると思いますし、疲労も軽減します。あまり重すぎるリールはロッドの長所を打ち消すかもしれません。
凡庸性
シマノのインストラクターの方もこのロッドで、ロックの他に青物を狙われたようですし、実際に砂浜でフラットフィッシュを狙ってみましたが、使いずらいということもありませんでした。勿論専用のロッドには叶わない部分もありますが、釣り場に応じて、ある程度使いまわせると言うのはやはり便利です。
テクノロジー
オールKガイド、ハイパワーX、CI4+が装備されています。上位モデルのXRと比べると少ないんじゃないかと思われるかもしれませんが、値段的な差もあるので仕方ありません。ただし、他のメーカーの同クラスと比べた場合は後れを取る事はないです。
シマノ ハードロッカー S92H まとめ
シマノは結構前にロック用のロッドをリリースしてからは音沙汰がなく、このジャンルに注力しないのかと思われていた時にハードロッカーを出してきたので、やっと重い腰を上げたのかというイメージがありましたが、その間に他社から色々と製品が出揃っていただけに、周りを研究していたのが感じ取れると思います。
下位モデル、上位モデルとシリーズの幅も広がっている事ですし、シマノ派の方にとっては揃えやすいモデルになっているのではないでしょうか。
ロックタックルというとベイトのイメージが強いと思いますが、昨今の事情を踏まえた場合、ロングスピンは必要不可欠なアイテムになってきています。この釣りの人気が出れば出るほど、陸近くのサカナはいなくなるわけですし、そうなると竿抜けのポイントに飛ばすしか出会える方法はなくなります。そんな状況の中で、キチンと飛ばせて、しっかりとサカナを掛けられるロッドに仕上がっていると言えるでしょう。
同じクラスの競合他社のロングスピンのロッドと比べてみても負けていませんし、凡庸性もあるので、色々と使いまわして、様々な魚種と出会うのもいいかもしれません。意外と懐が深いと感じ取ってもらえると思います。
それではこの記事が少しでも、ロック用ロングスピンロッドの選定のお役に立てれば幸いです。