どうも、リールは左巻きな者です。今回は、アンバサダー 6001Cの紹介とカスタムになります。どうぞ、ご覧下さい。
- アンバサダー 6001C 紹介
- アンバサダー 6001C 仕様
- アンバサダー 6001C カスタム
アンバサダー 6001C
ライギョ釣りといえばアブ。そしてアンバサダー。日本のライギョ釣りを語る上で欠かせない存在となっております。そして、対象となるリールは5000、6000番モデル。オールドにコダワリを持って選んでいる方も多いことでしょう。ですが、レフトハンドルとなると選ぶのは中々大変です。
スペック
- 重量 10.5オンス
- ライン 12LB/300yds
- 巻き量 21インチ
三十年以上前のモデルですので細かいことは割愛します。当時、86年に5001Cがリニューアルされて、その後ワイド版として87年にデビュー。最終製造は90年までとなっています。
ラインナップ
先に発表されたリニューアル版5001Cとはフレームの幅と、スプールが違うだけの兄弟機種になっています。その為、入れ替えをすれば簡単にコンバージョン出来ますが、逆を言えばパーツ的に共通のモデルがこれしかない為、他から流用できるパーツが少ないです。
オールドモデルとは呼ばれない
OLDの定義も色々あるみたいなので、細かい事は言いません。ですが、このモデルがOLDか?と言われれば答えはNO。OLDで間違いない!!なんて言った日には、世の中ambassadeur好きから白い目で見られることは間違いありません。
レフトハンドルでオールドと呼ばれるモデルはリニューアル前の5001Cのみです。残念ながら6000番のレフトハンドルのオールドは存在しません。
アンバサダー 6001C 仕様
IARが付いてないアンチリバースモデルです。
スプールシャフトが外れないので、ウルトラキャストでもないです。
型番に500番が付いてないがハイギア(4:7:1)。
アンチリバースのモデルでレフトハンドルの6000番のモデルとなるとコレしか無い気がします。もしかすると海外モデルにあるかもしれませんが、国内で入手できるとは思えません。
アンバサダー 6001C カスタム
現在でも通用するスペックを持っていますが、ノーマルでは色々と不満点があるのも事実ですので、それなりに手を加えないといけません。それなりの金額がかかってきますので、カスタムするかはしっかりと考えてからの方が良いでしょう。
問題点
- 素のデザインは野暮ったく思える。
- ノーマルフレームの強度がよろしくない。負荷のかかる釣りでは修正ありき。
- 飛距離に関わる可動部の回転の悪さ
- ドラグが弱く感じる
- ハンドルが小さい
アンバサダーをいじる時の基本的な改造はおさえるとして、この中ではフレームがネックとなる部分でしょう。左の強化フレーム自体、取り扱っているところの数があまりないというのと、モノ自体もそんなに多くないです。金額的にも高くつくところなのですが、負荷が掛かるところなので妥協できないです。
カスタムパーツ
- Avail ABU用スタードラグ 角爪ストレートタイプ
- ファクトリーチューンモデルフレーム
- いわゆるコグホイール等ポン付け系チューニング
- ハネダクラフト ドラグワッシャー
- Avail TS4Sパワーハンドル
- ウイップラッシュファクトリー サーペントバイトハンドル
パーツを交換するだけの簡単チューニングです。特に加工とかは必要ありませんが、リールを分解するので小さいパーツを紛失しないように気を付けて下さい。あと、ベアリングの交換も実施しています。
アンバサダー 6001C まとめ
現行モデルとオールドを混ぜ合わせたような、時代を感じさせる作りになっているのは確かです。現在レフトハンドルでハイギアと言えば6501Cですが、そのプロトタイプともいうべき存在でしょう。
おそらく、一番最初のレフトハンドルの6000番ですので、車ではありませんが、オールドとは言えなくてもネオクラシックと言われて評価が上がっても良い頃ではないかと思います。
もし、このモデルを長く使っていくならパーツのストックは必須です。オークションとかで出てくるものを地道に集めるしかないでしょう。幸いな事に、それ程の金額にはなっていませんので、今のところは大丈夫そうです。ただ、最近中古のアンバサダー自体の価格が上がってきている気がするので注意が必要です。
現在でも使えるようにするためには、それなりの金額がかかってしまう事とパーツの入手が年々困難になって来ていることがネックですね。最近見かけなくなってきて、正直OLDモデルの方がパーツを見つけやすいです。サードパーティ製品も発売されていますしね。
それでは少しでもこの記事が、アンバサダー 6001Cのカスタムのお役に立てれば幸いです。
ちなみに、オールドの5001Cと6000番のスプールおよび左フレームを組み合わせれば、なんちゃってオールド風6001Cが出来上がります。