どうも、ドラグ音が鳴るとテンションが上がる者です。今回はメタニウムDCにドラグの音出し加工を行います。どうぞ、ご覧下さい。
- エキサイティングドラグサウンド 紹介
- エキサイティングドラグサウンド 導入
- エキサイティングドラグサウンド まとめ
シマノ エキサイティングドラグサウンド
シマノ製ベイトリールに搭載されているドラグサウンドで、スピニングリールのドラグ音とは異なる音が流れる。最初から搭載されているリール自体はそんなに数は多くない。ちなみに、電動リールだと電子音になっているらしい。
ドラグ音
他のメーカーのベイトリールのドラグ音と比べて、少し大人しめな印象。スピニングリールのドラグ音でもそうですが、シマノの音は優等生的な感じです。音出しに使われるパーツも関係してくるので、爆音やヤンチャな音にしたい方には物足りないかも知れません。
必要性
弱らせて確実にキャッチしたい。サカナとの対話を長く楽しみたい。ドラグが出されるほどの大物とやりあうぜ。と言った理由は全くないです。そもそも国内で、このクラスのリールでそんな事をやろうとするのは一部のマニアくらいでしょう。ではなぜ、組み込むのかと言われれば、それは ロマンがある からです。
15メタニウムDCにドラグ音を導入
エクスセンスDCやアルデバランBFSに搭載されているエキサイティングドラグサウンドを導入するのが目的。パーツはドラグ力の高い17エクスセンスDCの物を使用します。
ドラグ音の用パーツ
- 32 スタードラグ板
- 33 スタードラグ座金
- 34 ドラグ音出しラチェット
- 35 ドラグ音出しピン
- 36 ドラグ音出しバネ
- 37 ドラグバネホルダー
パーツは全て17エクスセンスDCのものとなります。エキサイティングドラグサウンドを導入するのにかかる金額は、性能に見合うものだとは思いますが個人差があるのでご了承ください。
ギア加工方法
ギアに穴を開けるためにマジックで位置をマーキングします。座金と音出しラチェット、バネホルダーを組んでみるとピンの位置が判明します。穴の大きさは3mmです。ちなみに、作業するにあたり電動工具はあった方がイイでしょう。手動は穴が開く前に心が折れるかも知れません。
要チェックポイント
メタニウムのギアの素材であるジュラルミンは割と簡単に穴が空きますが、今回みたいな真鍮の素材のものに穴を開ける時は気をつけてください。硬いのできちんとした刃を選ばないと刃こぼれするかもしれません。それと、もし時間をかけて手動でやるならばジュラルミンのギア一択です。真鍮のギアは固すぎて加工できないと思います。
その他、穴を開ける時ですが、あまり座金ギリギリに穴を開けるとバネホルダーが干渉してしまうので注意してください。もし、そうなった際は上の方向に少し穴を広げてやるとリカバリー出来ます。
それと穴空け後は、ギアのバリは必ず取ってください。中途半端に残すとドラグがスベった際にバリがワッシャーに引っかかってズタズタになります。(経験談)
組み立て
細かいパーツもあるので気を付けてください。お分かりの通りバネが曲者です。バネが飛んでいくと非常に厄介で、捜索するのにかなりの時間を取られます。必ず慎重に作業して下さい。
ギアにパーツが追加されているので、組み立てると、結構音出しラチェット浮いてる?と思うかもしれませんが、そのまま組んで大丈夫です。
エキサイティングドラグサウンド まとめ
加工レベルとしてはギアに穴を開けるだけですので、それ程難しくはないと思います。ただし、電動工具という壁をクリアーしていればの話です。持っていないと加工に時間がかかるので、もし、これからも使う予定があるというなら思い切って工具を購入するのもアリかもしれません。何かと使う機会が多いので、それ程宝の持ち腐れになる事はないでしょう。
ギアの加工というと難しそうなイメージがありますが、割と簡単にエキサイティングドラグサウンドを導入する事が可能です。パーツを組み込んだ皆さんは、リールを回してジジジジ♫とドラグ音を鳴らしていることでしょう。
音出しパーツ自体は流用が出来ますので、ギアを交換してもそのまま使用できます。加工したギアを一個作ってしまえば、交換した時でも同じ所に穴を空けるだけですので迷う事はありません。ギア同士を重ねて穴を空けるだけです。
実戦での感想になると、普通に使うと導入した恩恵を受ける事は無いです。意識して使うようにすれば違いますが、自分の釣りには合いません。なので、実用性のない改造に意味はあるのかと言われると困ってしまいますが、それでもイジりたいのだから仕方が無いです。カスタムに定義なんて無いようなものですし、何と言っても自己満足できれば良いんじゃ無いでしょうか。
それでは少しでも、この記事がリールカスタムのお役に立てたら幸いです。