どうも、ナマズに会いたくて震える者です。今回はスミス 鯰人になります。どうぞご覧下さい。
- スミス 鯰人 69M 紹介
- スミス 鯰人 69M インプレ
- スミス 鯰人 69M 要チェックポイント
スミス 鯰人 69M
日本のナマズに正面から向き合いました。1ランク上のゲームを極めたい。より一層楽しみたいからこそ、専用ロッドをリリースします。基本設計は、水面から水面直下のレンジを攻略する、ルアーフィッシングの提案です。サーフェイス(トップウォーター)系を扱うのロッドでありながら、乗り重視のアクションに加えナイトゲームを十分考慮に入れた上で、ロッドの感度にもこだわりを求めた設計です。
対岸へのロングキャスト、小場所でのアンダーハンドによるピッチングにおいて、思い通りのルアーコントロールを可能とさせる、62MLに比べややファーストな設計としました。
シャローレンジ、障害物周りでのストライクが多い事や、流れのある中流域でも果敢にアタックする個体、そして足場の高いアプローチを視野に入れ、さらにトルクフルなバットセクションを備えました。
公式の説明です。
も少し説明すると
スミスからリリースされている鯰ロッド。専用ロッドとしては、他のメーカーよりも先駆けて発表された記憶があります。現在はリニューアルされ、こちらのロッドは旧モデルとなります。
こんな感じです。
スペック
- 全長 6’9″
- 継数 1 (グリップ脱着式)
- 自重 164g
- ルアー 3/16〜3/4オンス
- パワー M
- 金額 31,000
色々と基準になるロッドだったと思うので、金額的に当時の鯰専用ロッドとしては、妥当な値段設定ですかね。ただ、最近はもう少し安い値段で他のメーカーがロッドをリリースしているので、印象としてはお高く感じるかもしれません。
ラインナップ
- 62ML 軽さ重視のモデル
- 66M オールラウンド仕様
- 69M パワーモデル
- T74M ロングなテレスコ仕様
- S65ML 当時は珍しいスピニングモデル
今回の69Mを含め、5本程シリーズとして展開していました。それぞれ特徴のあるモデルですので、自分の通うフィールドに合った一本を選ぶことが出来ます。
全体図
グリップ脱着式。ガイド数は8個。若竹がイメージされたストライプ柄です。
ワックスの塗布はデイ・ナイトゲームどちらの釣りでも有効です。特にナイトゲーム主体の方は余計なトラブル防止の為、ご使用をオススメします。
ガイド
トップのみT-FSTチタンフレームSicを採用。その他の部分はLNSGステンレスSicを使用。
リールシート・グリップ
ECSタイプリールシートを採用。ノンスリップ加工でグリップはハイグレードAAコルクを使用しています。
ロゴ
鯰の画と「和」のテイストの毛筆調・漢字の書体を採用。
裏に対応表記が記されています。
グリップエンド
特にロゴもなくバランサー等も入っていません。
スミス 鯰人 69M インプレ
素材はグラス
いかにもグラスロッドの感じが前面に出ていると感じます。使ってみると、正直ダルさはあります。バスロッドを使い慣れている方は特に感じるかもしれません。ちなみに、リニューアル後のモデルはカーボンの比率が変わっているとの事なので、ハリのあるモデルがいい方はそちらですね。
キャスト性
普段お使いのロッドにもよりますが、バス釣りの感覚でフルキャストしようとすると大抵失敗します。サオの弾力を活かして、8割ぐらいで投げると丁度良い感じです。一回失敗すれば何となく感覚は掴めるので、そんなに扱いは難しくないです。
吸い込みは良い
日本の鯰を研究して作られているだけあって、しなやかでティップの入りがいいです。やはりナイトゲームで巻きの釣りを目的としている事がわかります。完全にサカナを乗せていく竿です。
パワーは十分
それと同時にバットがしっかりしていますのでサカナを寄せてくるパワーは十分あります。鯉のスレがかりで走られた時も、しっかりと受け止めてました。ちなみに足場が高かったり、金網越しにブチ抜く事がありますが折れる気配は一切ありません。
要チェックポイント
フッキング
吸い込みが良い分、フッキングが少し甘くなる傾向があります。自分の感覚でガッツリと合わせたつもりでも、フックまで力が伝わってない事が意外とあります。シーズン最盛期などは問題になりませんが、食い渋る時期などは、サオが仕事してサカナを乗せてくれるだけに、慎重なやり取りが必要です。
対応ウエイト
表記上では3/4オンスとなっていますが、普通に1オンス以上の物も投げられます。逆に軽いのは、使っているリールのスペックによって変動する感じです。
スミス 鯰人 まとめ
現在はメーカー的というか、ナマズ業界がデイゲームも視野に入れている様子ですね。ですが、地域差なのか、デイゲームがあまり成立しない地域があるのも事実です。紹介されている釣り方として、目で確認するサイトフィッシングがありますが、水の色がカフェオレ状態が長く続く地域からすると、あまり参考になりません。
そのような地域は、今も昔もナマズを確実に釣るのであれば、ナイトゲーム前提で、そして音がするルアーを巻いて反応させ、バイトが下手な鯰をどうやって上手く乗せるかがポイントになってきます。
鯰人シリーズは共通のコンセプトとして、それらを高いレベルでクリアしていると感じます。特に乗せるという事に関しては、最新モデルにも負けないでしょう。
マイナーな釣りには変わりないので、なかなか中古でも見かけないかもしれません。ですが、リニューアル前まで息の長いモデルであったこともあり、非常に完成度は高いです。
機会があれば是非使ってみてください。
勿論、現行モデルも今のナマズシーンに対応した素晴らしい製品です。
それでは少しでもこの記事が、ナマズロッドの選定のお役に立てれば幸いです。