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評価はピンキリ!?高比重PEは使えるのか?【紹介&インプレ】

高比重PE インプレ インプレッション
やませ

どうも、使えるものは使ってみたい者です。今回はバス釣りやライトロックなどオカッパリで1年以上使ってみた高比重PEのインプレになります。どうぞ、ご覧下さい。

記事の内容
  1. 高比重PEライン 紹介
  2. 高比重PEライン インプレ
  3.  捕捉 太番手
これらに注目
これを解決
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シマノ セフィアG5 よつあみ オードラゴン

使ったのは、この2種類。高比重PEの有名どころだと思います。ラインの太さはそれぞれ0.6で、セフィアG5→オードラゴンの順で使用しました。

シマノ セフィアG5(150m) スペック

  • 太さ 0.6号
  • 比重 1.36
  • 強度 12.1LB
  • 金額 2,490円

シマノからエギング用としてリリースされている高比重PEラインです。号数によって、比重にバラツキがあり、一番重いのが0.5号の1.43、逆に軽いのが1.0号の1.25になります。

よつあみ オードラゴン(150mm) スペック

  • 太さ 0.6号
  • 比重 1.40
  • 強度 11LB
  • 金額 2,440円

よつあみからリリースされている高比重PEライン。おそらく、高比重で一番有名なのは間違い無いでしょう。コチラは、号数によって比重にバラツキがなく、全てで統一されています。

そもそも高比重PEとは?

普通のPEラインは水より比重が軽いため浮くが、それと比べて水より比重が重くなっているため沈んでいく。故に、シンキングPEとも呼ばれる。

メリット

  • 風の影響が少ない
  • そこを取りやすく、ラインスラックのコントロールがしやすい
  • 潮馴染みがいい等

比重が重くなることにより、PEラインのデメリットを消す効果が現れてくる。普通に考えたら割と理想のラインになるんじゃないかと思います。

高比重PEライン インプレ

確かに通常のPEラインよりも沈みが早く感じられる。ハリは固めで、感度は悪く無い。が、やはりそこはPEラインなのか、風には思っていたほど強くはなかった。シンキングPEということで、使い勝手はフロロとPEのいいとこ取りをイメージしていたが、やはりPEはPEだった。

問題点

  • 糸鳴りがうるさい。結構響く。
  • 強度が弱い。ワンランク下の強度設計。
  • 耐久性がよろしく無い。毛羽立つ。
  • コーティングが剥がれるにつれて穂先へのラインがらみが増えてくる。

使っているうちに色々と不満点が出てきますね。糸鳴りとコーティングの問題に関しては、互いに関係してきます。コーティングがあるうちはラインにハリがあり、絡まることは少ないですがガイドを通るたびに音がうるさく感じます。コーティングが剥がれてくるとその逆で音が少し静かに感じます。

まぁ、基本うるさいことに変わりはないので、多少の差ではあるのですが。これらのことは、通常のPEラインでも起こることですが、症状出てくるの大分早いんじゃねーの?という感覚です。

ノット

耐久性の無さに関係してくるところですが、ノットを組む際にしっかりと水に濡らしておかないと痛い目にあいます。かなり強度が落ちます。

FGノットなんかだと編み込みを固めた後の、PE本線とのハーフヒッチの所がキモです。ライン同士を滑らせてと組むと、擦れたとこの強度がガタガタになります。

非常に気を使ってめんどくさいです。

もちろん他のノットも試してみましたがあまり良い結果は出てません。最終手段であるPE直結も試しましたがオススメしません。

高比重PEライン まとめ

細番手に関してのインプレは以上になります。高比重PEの期待値も高かったこともあり、失敗したと認めたくないので割と使ってきましたが正直リピートは無いでしょう。まあまあのトラブルに見舞われました。

悪い事はあまり書きたくないですが、他の方も言っている通りのラインです。釣りに行ってライントラブルが起きるとかなり凹みます。上手い方や、ラインがドンピシャにハマる状況など、使用者も含めかなり限定された使い方でないとラインのスペックを十分に発揮出来ないんじゃないかと思います。

色々とパンチのあるラインですが、その中でも、特に耐久性の無さは見事。基本的に船やボート専用のラインと考えて頂いた方が良いです。障害物に対する耐性はございません。ラインの事でイライラしたくなければオカッパリでは使用しないほうが精神的に安定すると思います。

以上が2種類の高比重PEラインを使っての感想となります。残念ながらセフィアG5、オードラゴン共に高比重PEの悪い点は変わりませんでした。

それではこの記事が少しでも、高比重PEラインに悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。

補足 太番手に関して

オカッパリのバス釣りで2号のラインを使ってみました。タックルとしては、ベイトリールにロングリーダー(5m以上)での使用となります。太番手とはいえ、ラインの基本的な問題点は解消されておらず症状は現れますが、単純にラインが太くなったことにより強度は上がっています。

ラインの使用感としては、「まぁ、悪くないかな」ぐらいです。フロロと交換するかと言われると悩む感じですが、今の所ノットの繋ぎ目以外でラインブレイクしてない為、細番手程悪い印象はありません。オススメする程でもありませんが、気になる方はチェックしてみて下さい。

この記事を書いた人
やませ

ブランクの時期もあったりしますが、幼少の頃より釣りを嗜んでいます。基本イジることが好きなので、釣具以外もカスタムしてきました。出先で玉コンを見かけると、つい買ってしまうクセがあります。