どうも、便利なアイテムと聞くと使ってみたくなる者です。今回は、ベアリングメンテを簡単に行えるベアリングリフレッシュセットのご紹介です。どうぞ、ご覧下さい。
- ベアリングリフレッシュセット 説明
- ベアリングリフレッシュセット 使い方
- ベアリングリフレッシュセット まとめ
ABCホビー ベアリングリフレッシュセット
ABCホビーから発売されているベアリングリフレッシュセットです。一時期在庫が無くなったのか入荷待ちになっていることが多かった商品です。基本的にはラジコン用のアイテムとなっていますが、ベアリングのサイズが合えば問題なく使用出来ます。
スペック
- 重量 68.23g
- カラー ブラック、ライトブルー、レッド
- 金額 1,800 1,900(ブラック)
持った感じは意外と重量感があり、オモチャ感はそれほど感じません。それと、なぜブラックのみ金額が高いのかは謎です。
パーツ構成
A〜Dの4つのパーツとコアパーツで合計5つのパーツで構成されています。Dパーツはグリス等を注入する際に使用するパーツとなります。
対応ベアリング(フランジなし/あり)
- 内径:2・3・4・5・6:8・10(mm)
- 外形:5・6・7・8・9・10・11・12・13・15・15・16(mm)
ホビー用の小型のベアリングには合うようになっています。これより、大きいものや小さいものは、別売りのオプションパーツも無い為対応出来ません。
対応パーツクリーナー
ノズルの外形が4mmで、逆さ噴射可能な物。ホームセンターで扱っている大抵の物には合うと思われます。
ベアリングリフレッシュセット インプレ
使い方は簡単で、説明書通り。特に難しい事も無く、洗浄と注入を行うことが可能です。なかなか癖のある商品ですので、評価に関しては洗浄と注入を分けて考えたいと思います。
洗浄
正直なところ、洗浄に関しては周りが言うほど便利ではないと思います。全てオイル仕様のベアリングであれば洗浄に問題ないですが、これがグリス仕様のシールド付きベアリングになると話が変わってきます。
やれないことはありませんが、一個に対して結構な量のパーツクリーナーを使います。それなら、シールド外して容器に入れてシャカシャカするか、パーツクリーナーでぶっ飛ばした方がよっぽど効率いいです。
ただし上記のやり方は、ベアリングを痛める可能性もあります。高級なやつではやらない方がイイでしょう。
それと、必ず使用する前にベアリングリフレッシュセットの下にパーツクリーナー受けを作ってください。それなりの量のパーツクリーナーが下からダバダバと出て来ますので、濡らさないように気をつけながらの作業になります。
注入
圧力を加える形になるのでシールドが付いていてもグリスが浸透します。ただし、洗浄と同じで、一個に対してそれなりの量のグリス使うのは、構造的に仕方ないことなので諦めましょう。ただし、いくつかまとめて注入を行えば、グリスが勿体無い感を薄める事が出来ます。
ベアリングリフレッシュセット まとめ
使用する前はデザイン的にも値段的にも悪いとは思わない印象でした。が、やはりというか、グリスに対しての洗浄力に不満が残る結果となりました。上から下に洗浄の圧力を加える形になるので簡単にはグリスを取りきれない部分が出てきます。
それなので洗浄がメインで使用したい方にはあまりオススメ出来ません。手にパーツクリーナーがかからないので、冷たく無いというのはありますが、その為だけに使用するのもどうかと思います。
結構な量のパーツクリーナーを使用する事となるので、液がもったいねぇというのが本音です。リフレッシュセットの下から出て来た液を再利用出来るとかいうのであれば評価は変わりますが、それが現実的ではない以上、これを使用して洗浄する意味がありません。使い勝手と、効率の悪さがどうも印象を悪くします。
ですが、これがグリスの補填になると少し違います。圧力を加えられる分、シールド付きでも浸透します。それと、グリスに関してはセコイ話、注入後に下から漏れて来た物を再利用する事が可能です。その為、幾らかは節約する事が可能です。
この商品は洗浄と補填どちらを取るかによって価値が変わってきます。しかし、洗浄も補填も1つずつしか対応出来ないので、一気に仕上げたい方には魅力的には映らないかもしれません。それでも必要だと思う方は購入してみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
しかし、あくまでも自分が使用するリールのベアリングの洗浄であって、ラジコンやその他のベアリング洗浄に対する感想でありません。基本安いやつを悪くなったらどんどん交換するスタイルでやっていますので、高級なベアリングを長持ちさせるやり方ではありません。個人的に合う合わないがあるということをご了承願います。